東京メトロは16日、千代田線の車両で、異常時に信号を受信して電車を緊急停止させる「防護無線」が、約2年間受信できない状態だったと発表した。無線機の設定に誤りがあり、定期検査でも気付けなかった。
同社によると、防護無線は、電車の脱線や駅間での停車など緊急時に作動し、周囲を走る電車を自動停止させる仕組み。しかし、千代田線では、2020年10月に無線機を改修して以来、信号を受信できない設定になっていたという。22年2月に無線機の検査を行ったが、実際の電車を使った検査ではなく、不具合を確認できなかった。
9月9日夜、千代田線で防護無線の誤作動があり、機器を確認したところ、不具合が発覚。受信できない状態になっていたが、これまでに千代田線で防護無線が使われる事案はなかった。