新型コロナの水際対策をさらに緩和へ…首相、NYで日本への旅行呼びかけ

【ニューヨーク=藤原健作】岸田首相は21日午後(日本時間22日午前)、ニューヨーク市内で開かれた日本食に関するイベントに出席し、新型コロナウイルス対応の水際対策を10月以降、さらに緩和する方針を明らかにした。
首相は「世界中の方々から、『いつから日本に旅行できるのか』という声をいただいている。来月以降、水際対策をさらに緩和する」と述べ、日本への旅行を呼びかけた。
G7(先進7か国)のうち、入国上限を設定しているのは日本だけとなっている。首相は近く、現在1日5万人としている入国者数の上限を撤廃したり、個人旅行客の入国を解禁したりする方向で調整している。
政府は9月7日からワクチン3回目の接種証明があれば、陰性証明書を不要とし、全世界を対象に添乗員を伴わないパッケージツアーの観光客の入国を認めた。