群馬県伊勢崎市大正寺町の民家で21日に住人男性の遺体が見つかった事件で、県警は23日、男性の頭や顔に打撃を受けた痕があることなどから殺人事件と断定し、伊勢崎署に捜査本部を設置した。
発表によると、死亡したのは有坂鉄男さん(90)。22日に行った司法解剖の結果、死因は頭や顔への打撃による外傷性ショックで、頭の骨が折れていた。捜査関係者によると、有坂さんの頭の傷口からはカッターナイフの刃が見つかり、倒れていた廊下には、落下した天井の照明器具が散乱していたという。
有坂さんは一人暮らし。親族が20日昼に有坂さんと自宅で会っており、県警は、それ以降に事件に巻き込まれたとみて調べている。