24日午後3時半ごろ、沖縄県国頭村楚洲の伊江川河口付近で泳いでいた米空軍嘉手納基地所属の軍人男女3人が沖合に流された。うち2人は救助されたが、20歳の男性1人が行方不明。国頭地区消防本部によると、現場は管内で最も強い離岸流が発生する海域という。
現場に居合わせた日本人男性2人がサーフボードや浮輪を持って救助に向かい、米兵の20歳男性と19歳女性を発見。合流して海上で浮いているところを第11管区海上保安本部那覇航空基地所属のヘリコプターがつり上げた。4人にけがはないが、米兵2人は衰弱しているという。
事故のあった海岸では砂浜でキャンプをする人が多く、この日も複数のキャンプ客がいた。米兵らは計6人で泳いでおり、うち3人が流された。
救助に向かった男性(43)=東村=によると、外国人グループのメンバーが「泳いでいた友人がいなくなった。ライフジャケットが欲しい」と訴えてキャンプ客らに駆け寄ってきたという。
男性がサーフボードで救助に向かうと、200~300メートル沖で流されている米兵男女2人を発見し、ボードにつかまらせた。別の日本人男性(30)も浮輪を持って救助に加わり、2人ずつに分かれて浮いていたところ、海保のヘリに救助されたという。
米兵女性はパニック状態だったという。男性は「岸に向かってボードをこいでも進まないので浮いて救助を待った」と話している。
(北部報道部・西倉悟朗、社会部・矢野悠希)