台風15号の影響で大規模な断水が続く静岡市清水区で、市は28日、前日に生活用水の給水を始めた約3万1000戸で飲用水の水質基準を満たし、飲用が可能になったと発表した。市は10月5日までに区内全域での飲用水の供給再開を目指す。
市は27日、断水した約6万3000戸のうち、巴川ブロックと興津ブロックの約3万1000戸で生活用水の供給を開始した。28日午後4時の水質検査で飲用水としての基準を満たし、飲用として使用可能と判断した。
また、27日夜には陸上自衛隊が大規模断水の原因とされる興津川の取水口に詰まった土砂や流木、石などの撤去作業を人海戦術で完了した。
県の災害派遣要請を受けた取り組みで、板妻駐屯地(御殿場市)の第34普通科連隊に所属する約30人が27日午後6時半過ぎ、撤去作業をスタート。バケツリレーなどで6時間半かけて取水口にたまっていた7・5トンもの土砂を撤去した。断水からの復旧作業を大幅に早めるとみられる。【皆川真仁、松浦吉剛】