徳島市内で8月11~15日(前夜祭含む)に開催された阿波踊りの踊り手819人が新型コロナウイルスに感染した問題で、内藤佐和子市長は28日の定例記者会見で「すべてが阿波踊りで感染したわけではない」との見解を示した。そのうえで「阿波踊り開催によって819人の感染者が出たかのような報道は、少し誤解があるのでは」と反論した。
実行委員会によると、アンケートで踊りに参加した123の踊り手グループ(連)のうち86連から回答があり、参加した踊り手3425人(推計)のうち819人(約24%)が8月11~25日に陽性と判明した。
内藤市長は「全国や四国と徳島はお盆期間を過ぎたあたりから感染者が増加していた」と指摘。阿波踊りの期間が全国的な感染拡大の時期と重なったことを念頭に、徳島県だけが急増したわけでないと強調した。「(前夜祭のあった)11日だけ参加し、(変異株の標準的な潜伏期間とされる数日を経過した後の)25日に感染しても『1人』とカウントされる」とも話し、「25日までに感染した連員の数で、阿波踊りから起因して感染したかどうかは別の問題かなと思う」とした。【植松晃一】