19年前の殺人、逃亡先の南アフリカで死亡の男を書類送検…別の傷害致死事件と合わせて

東京都奥多摩町で2003年、男性の切断遺体が見つかった事件で、警視庁は3日、主犯格とされる松井知行容疑者について、別の男性に対する傷害致死事件と合わせて、容疑者死亡のまま殺人と傷害致死容疑などで東京地検に書類送検した。逃亡先の南アフリカで見つかった遺体について、松井容疑者と断定した。一連の捜査は終結する。
捜査関係者によると、松井容疑者は31歳だった03年9月、仲間と共謀して山梨県丹波山村で元飲食店員の古川信也さん(当時26歳)の首を絞めるなどして殺害し、遺体を切断して山中に捨てるなどした疑い。
東京都新宿区で03年5月、飲食店関係者の男性(同38歳)が暴行を受けて死亡した傷害致死事件でも逮捕状が出ていた。
松井容疑者は殺人事件直後に南アに逃亡。17年に同国東部の海岸で見つかった遺体の指紋が一致し、今年に入って行われたDNA鑑定で、松井容疑者と矛盾しないとの結果が出た。
一連の事件では、ほかに計13人が殺人や逮捕監禁容疑などで逮捕され、松井容疑者と共に南アに出国した紙谷惣被告(48)が20年9月に帰国して逮捕され、殺人罪などで起訴された。