茨城県境町の民家で会社員小林光則さん(48)と妻のパート従業員美和さん(50)が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った事件で、現場の室内に目立った物色の形跡がないことが26日、捜査関係者への取材で分かった。
犯人が、長女(21)が寝ていた1階の部屋に立ち寄った形跡も見られず、県警は無施錠の場所から侵入し、2階で就寝中の光則さんらの寝室に直行、強い殺意を持って襲ったとみている。
県警は25日から、小林さん宅内部の検証活動を本格化させた。現時点で、タンスが荒らされるなどの被害は確認されておらず、凶器を含む犯人の遺留品も発見されていないという。
小林さんや美和さんの仕事上のトラブルなども、現時点では把握されていない。県警は今後、夫婦の携帯電話の解析など、交友関係についても捜査を進める。
一方、小林さん宅の周辺からは、家族や捜査関係者以外のものとみられる足跡、タイヤ痕などが見つかっている。スリッパやたばこの吸い殻などもあり、県警は事件との関連を慎重に調べている。