北朝鮮がミサイルを発射した4日、国が緊急情報を自治体に伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)で混乱が発生した。発射情報の発信先に、本来は不要な東京都の島しょ部9町村を誤って含めた。内閣官房が原因を調査中。北海道と青森県の計6市町では防災行政無線などが機能せず、受け取った情報を住民に伝達できないトラブルが起きた。
Jアラートによるミサイル情報の発信は5回目で、2017年9月以来、約5年ぶり。
松野博一官房長官は記者会見で「ミサイルに注意が必要な地域ではないのに、東京都の島しょ部に情報伝達されたと考えられる。関係省庁で原因を確認している」と述べた。