「最初に狙われる」住民懸念 米軍の弾道ミサイル警戒レーダー周辺

北朝鮮が日本列島越しに弾道ミサイルを発射した4日、弾道ミサイルを追尾する早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」が配備されている京都府京丹後市の米軍・経ケ岬(きょうがみさき)通信所周辺では、住民から強い不安の声が上がった。
レーダーの配備方針が決まった2013年、防衛省幹部は「敵をやっつけるものではなく、攻撃対象になることは考えられない」と説明していたが、地元住民には戦争などになれば「最初にここが狙われる」との懸念がある。
地元自治会の連合体「宇川連合区」の小倉伸会長は「安全安心を前提に米軍基地を受け入れた経緯があり、生活が脅かされたら困る」と話し、防衛省との意見交換会で不安の声を上げて国の対応を求めるという。【塩田敏夫】