KADOKAWA会長が辞任表明 贈賄罪で起訴 五輪汚職

五輪汚職事件で4日、東京地検特捜部に贈賄罪で起訴されたKADOKAWAの角川歴彦会長は、会長職を辞任する意向を弁護団を通じて明らかにした。【二村祐士朗】
弁護団が公表した角川会長のコメントの主な内容は次の通り。
私は、本日、KADOKAWAの会長職を辞することといたしました。
今般、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に関する汚職事件ということで、私だけでなく、KADOKAWAの社員2名が逮捕・起訴されたという事態は大変重いものと受け止め、その責任を取る必要があると考えました。今回の事件はKADOKAWAにとって大変な試練であり、これを乗り越えていくには、新体制で臨む必要があると思います。
なお、私自身は、汚職に関与したことなど一切ありませんので、刑事裁判においては、真相を解明し、私が無実であることを明らかにしていきたいし、そのことに全力を尽くす所存であります。