自衛隊はミサイルが飛行したルート付近にF15戦闘機を派遣し、落下物がないか確認を始めた。
発射の一報を受け、東京・市ヶ谷の防衛省では、関係する幹部らが慌ただしく省内を移動し、情報収集にあたった。浜田防衛相は午前9時15分頃、険しい表情で省内に入った。
今月10日は、朝鮮労働党の創建記念日にあたり、防衛省幹部は「ミサイル発射や核実験などの動きが出てくる可能性があるとして警戒感が高まっていた」と語った。
4日には、アキリーノ米インド太平洋軍司令官が防衛省を訪問し、浜田防衛相や自衛官トップの山崎幸二・統合幕僚長と会談する日程が組まれていた。山崎統合幕僚長は会談で、ミサイル発射について「我が国を含む国際社会にとって深刻な挑戦で、重大かつ差し迫った脅威だ」と述べた。
アキリーノ氏は「この地域の平和に不安をもたらすことを非難する」と述べた。