「水の中は冷たかったろう」江戸川で朝芽さんと特徴似た遺体…捜索の住民「ショックだ」

千葉県松戸市の小学1年、南

朝芽
(さや)さん(7)が遊びに出かけたまま行方不明になってから12日目となった4日。靴などが見つかった場所から約15キロ下流の市川市河原の江戸川で、当時の朝芽さんと着衣の特徴や背丈が似た女性の遺体が見つかった。これまで捜索に加わり、朝芽さんの無事を願ってきた地元住民からは「水の中は冷たかっただろう」と思いやる声が上がった。
4日も県警や消防、警視庁などが150人を超える態勢で江戸川付近を捜索していた。この日の午後、江戸川で遺体が見つかったとの報道を受け、捜索に参加していた母親たちの間には、衝撃が広がった。「考えたくないけど、もし朝芽ちゃんならショックだね」とLINE(ライン)を送り合うなどして情報を交換した。
朝芽さんの捜索には、県警や消防のほか、地元住民や県内外から訪れたボランティアらが参加していた。情報を共有するために家族が開設したラインの「オープンチャット」(現在は閉鎖)の参加者は、最大で2600人を超えていた。
朝芽さんと同じ小学1年の子どもを持ち、ボランティアを支援するための休憩所を運営していた南流山子ども食堂の会代表、金川聡美さん(41)は「水の中は冷たかっただろうな。1人で寂しかっただろうな。もし朝芽ちゃんだったらと思うと、気の毒でならない」と声を震わせた。
中学1年の息子と一緒に捜索を行った松戸市の50歳代の女性は「日々ニュースを見ながら、無事に帰ってくると信じてきた。あの時、朝芽さんに何が起きたのか、真相を知りたい」と表情を曇らせた。
朝芽さんが出かける際に乗っていたキックスケーターは、流山市の「香取の杜公園」で見つかった。近くに住む女性(40)は「同じ子どもを持つ親として、今回のことは一生忘れられない。無事でいることを願っているけど、気が気じゃない」と言葉を詰まらせた。近くの40歳代の男性会社員は「はっきりと身元は分かっていないけど、朝芽さんなら気の毒だ」と言葉少なだった。
遺体が見つかったのは、流山市で朝芽さんの靴や靴下が発見された場所から約15キロ下流の市川市河原の江戸川と旧江戸川の分岐点。近くの江戸川河川敷緑地は、野球場などがあり、散歩する人などが多く通る。
東京都江戸川区にかけて橋が整備され、今回遺体を発見したのも橋を通りかかったサイクリング中の男性だった。規制線が張られた現場は騒然とし、通り過ぎる人々にも驚きが広がった。
市川市内に住む40歳代の男性は「ヘリの音に気付いて現場に来た。川の流れが速く流されてきたのかもしれない」と話した。同市の70歳代の男性は「いつもサイクリングコースとして通っていたけどびっくりした。悲しい」とつぶやいた。