「『国葬反対』SNSの8割が隣の大陸から」小林貴虎・三重県議が会見 「訂正」主張も1分後に「撤回」

「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという」とツイッターで投稿した自民党所属の三重県議が会見を開き、投稿を撤回しました。投稿をめぐって県議会も紛糾。いったい何があったのでしょうか?
「間違った情報により多くの方にご迷惑をおかけしたことを深く反省しお詫びする」(小林貴虎県議) 6日、ツイッターの投稿について会見を開いたのは、三重県の自民党・小林貴虎県議(48)です。 事の発端は、4日前のツイッター投稿でした。「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」 この投稿について小林県議は、根拠としたのは「高市早苗・経済安全保障担当大臣が行った政府の調査結果」と説明していました。 しかし、高市大臣はツイッターで「日本には情報操作対策の法律がないので、政府が調査をすることはできません」と投稿していました。 小林県議は、何のデータから、誰の発言をもとにツイートをしたのでしょうか。 5日、小林県議が委員長を務める県議会の委員会が開かれました。 「委員長が、報道もされているが、国葬の反対8割と言った。議会の努力を踏みにじっている。説明できないのなら辞任を」(委員) 「委員長である小林県議の資質にかかわる」として、委員から説明を求められました。審議は進まず、委員会は開始からおよそ5分で中断することに。再開後、委員長の席には小林県議の姿はなく、別の委員が代理を務めます。4時間以上にわたる委員会の中断後、小林県議は委員長を辞任しました。
一夜明けて会見、肝心の内容は語らず
一夜明けた6日、記者会見で小林県議は―― 「名古屋市内で行われた講演の際に話された内容、『政府の調査結果に基づいて』と説明いたしましたが誤りでありました」(小林貴虎県議) 早口で話し始めた小林県議。「いくつか事実と違うところがあったということが分かりましたので、『訂正』したいと思います」 「訂正ということで、撤回や削除ではないということですね?」(記者) 「訂正するということで記者会見を開きました」(小林貴虎県議) 投稿内容について、一度は「訂正」するとしたものの、その後、誰かから指摘を受けたのか―― 「撤回?撤回」「(訂正ではなくて)撤回いたします」(小林貴虎県議) 具体的な投稿の内容について質問が及ぶと―― 「内容に関しては発言を控えたいと思います。講演の内容に関わることなので、ここでの発言は控えたい」(小林貴虎県議) 投稿の元になったとされる講演が非公開の場だったことを理由に、肝心の投稿内容については語らずじまいでした。
投稿内容は非公開に
これには、業を煮やした記者も―― 「いつものように饒舌にしゃべられた方がいいんじゃないですか? 貝のように閉ざしたのでは、小林さんらしくないじゃないですか」(記者) 「申し訳ございません」(小林貴虎県議) また、投稿内容の根拠などについて問われると―― 「講演を聞いていた複数の人の記録と突合したところ、異なっている部分があったので……」「講演の内容を受けて書いたことなので、私が確認したことではない」(小林貴虎県議) 人からの又聞き情報をもとに、ツイッターに投稿したという小林県議。これまで、誰でも見ることができた小林県議のツイッターは5日夜、特定の人しか見られないように鍵がかけられていました。