「無事でいてくれたら」願い届かず…川で遺体発見、住民ら不明小1女児の「余りに早い死」悼む

千葉県松戸市の小学1年、南

朝芽
(さや)さん(7)が行方不明になってから14日目となった6日、市川市の旧江戸川で見つかった遺体がDNA型鑑定の結果、朝芽さんと判明した。「とにかく悲しい」「川へ向かうのを誰も気付かなかったのか」――。余りに早い死に地域の住民たちは、悼み、悔やんだ。遺体や靴が見つかった現場にはこの日、冷たい雨が降り続き、手向けられた花がぬれた。
県警は6日午後0時45分頃、市川市の旧江戸川で4日に発見された遺体が、朝芽さんであると発表した。遺体と朝芽さんの両親のDNA型を調べたところ、親子関係で矛盾がなかった。
家族によると、朝芽さんは明るく活発な女の子。「外で遊ぶのが大好きで、一日中外で遊んでいるような子です」。父親はそう語った。
ブランコや滑り台が好きで、近所の公園を遊具の色から「黄色公園」「赤公園」と名付けて、遊びに出かけた。行方不明になった日に乗っていたキックスケーターは、昨年の誕生日に買ってもらったものだった。
朝芽さんの自宅近くに住む50歳代の女性は、母親と手をつないで出かける朝芽さんの姿を何度も目にした。「おはよう」と声をかけると、「おはよう」とはにかみながら返してくれた。女性は「笑顔がすてきな子だった。今はかける言葉が見つからない」と声を震わせた。
近くに住む60歳代の女性は、朝芽さんがはしゃいだり、泣いたりする声をよく聞いた。女性は「どこかに無事でいてくれたらと思っていたけれど、気の毒でならない」と肩を落とした。
江戸川近くの流山市の公園では、朝芽さんのキックスケーターが見つかった。近くに住む40歳代の女性は「娘がいる親として忘れられない出来事。川へ向かう時に誰も気付かなかったのか」と悔やんだ。朝芽さんと同じ7歳の息子を持つ流山市の女性は、人ごととは思えず、河川敷を捜して回った。「早く見つかってほしいと思っていたけど、言葉になりません」とうつむいた。
県警は連日、約120人の態勢で朝芽さんの捜索を続けた。朝芽さんの遺体に目立った外傷はなく、県警は、朝芽さんが川に転落した可能性もあるとみて死亡した経緯を引き続き調べる。