静岡市の田辺信宏市長は11日の記者会見で、台風15号への対応を巡り静岡県との連携不足を指摘されていることについて、「首長間は携帯電話でやり取りするのが常識だが、知事とは緊急時に連絡し合う関係性ができていない」と述べた。ささやかれ続けてきた「不仲説」を認めた形だ。
田辺市長は「知事の携帯電話の番号は教えてもらえなかった。直接連絡ができない状況が続く中、今回の災害が発生した」と不満を示した。静岡市からの自衛隊派遣要請を「じりじり待っていた」との川勝知事の発言については、「待っていたのなら、電話してほしかった」と述べた。
一方、川勝知事は同日の記者会見で、「決断が遅れないよう、県も市も組織として動いている」としたうえで、「番号を教えてと言われて拒否したことはなく、(田辺氏の発言は)虚言」と
一蹴
(いっしゅう)した。川勝知事自身は、県内35市町の首長の携帯電話番号はほとんど把握していないという。