岸田文雄首相は、東京・九段北の靖国神社で１７日から始まる秋季例大祭に合わせ、祭具の真榊（まさかき）を奉納する。首相周辺が１４日、明らかにした。１８日までの期間中、自身の参拝は見送る方針。
現職首相の参拝は、２０１３年１２月の安倍晋三氏が最後。それ以降は中韓両国への配慮から見送られている。岸田首相は昨年１０月の秋季例大祭、今年４月の春季例大祭に真榊を奉納。８月の終戦記念日には玉串料を納めている。
一方、西村康稔経済産業相は１４日、例大祭に先立ち、靖国を参拝した。西村氏は８月の終戦記念日の前の１３日にも参拝している。
［時事通信社］