新宿の簡易宿泊所殺人、逮捕の男は前夜から空き部屋に潜伏…殺人容疑で送検

東京都新宿区百人町の簡易宿泊所で12日未明、管理人の任元珍さん(76)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された元入所者の石野彰容疑者(57)が事件前日の夜から宿泊所の空き部屋に潜伏していたことが警視庁幹部への取材でわかった。同庁は14日、石野容疑者を同容疑で東京地検に送検した。
警視庁幹部によると、石野容疑者は11日午後6時50分頃に宿泊所に侵入。3階に上がって空き部屋に忍び込み、翌12日午前3時頃、部屋を出てきた任さんを3階の廊下で襲う様子が防犯カメラに映っていた。
任さんは左胸を刺され、司法解剖の結果、死因は失血死だった。傷は肺や心臓に達しており、警視庁は石野容疑者に強い殺意があったとみている。