陸自性暴力で加害隊員謝罪 陸自トップ「人間として必要なこと」

陸上自衛隊の元1等陸士の五ノ井里奈さん(23)への性暴力に関与した陸自の男性隊員4人が直接謝罪したことを巡り、陸自トップの吉田圭秀・陸上幕僚長は20日の定例記者会見で「人間として必要な行為だった」と述べた。隊員4人は17日、五ノ井さんと個別に面会し、謝罪していた。
五ノ井さんは郡山駐屯地(福島県)に所属していた2020~21年、複数の男性隊員から性的な身体接触や発言をされたほか、押し倒されるなどした。男性隊員からは口止めもされていた。また、五ノ井さんの訴えを受けた中隊長が大隊長に報告していなかったことも明らかになっている。
吉田氏は20日の会見で、全国の部隊の中隊長を対象に緊急実施した再発防止教育を終えたと明らかにした。その上で「ハラスメントの根絶は、こうしたことを1回すればできるものではない」と説明。今後、吉田氏自身の考えを全隊員にテレビ会議システムで周知する意向を明らかにした。【内橋寿明】