大阪府寝屋川市で3月、専門学校生=当時(20)=を刃物で死亡させて現金を奪ったとして、強盗致死罪に問われた無職、岩川榛(はる)被告(19)の裁判員裁判の論告求刑公判が21日、大阪地裁(佐藤弘規裁判長)で開かれた。検察側は「一方的で執拗(しつよう)な犯行」として懲役10年以上15年以下の不定期刑を求刑。弁護側は少年院送致が妥当として家庭裁判所へ移送するよう求めた。判決は31日。
岩川被告は18、19歳の「特定少年」の実名報道を起訴後に可能とする改正少年法に基づき、氏名が公表されている。
検察側は論告で知人3人とともに周到に強盗の準備をしたとした上で「刃物で突き刺すなど一方的に執拗な暴行を加えた」と指摘。対して弁護側は、起訴内容は争わないものの、幼少期に母親から受けた暴力が事件に影響したとして「更生には少年院での育ち直しが必要」と訴えた。
起訴状などによると、岩川被告ら4人は共謀し、3月1日深夜、寝屋川市の路上で専門学校生に催涙スプレーや警棒で暴行した上、刃物で背中を突き刺して死亡させるとともに、現金約13万円などが入ったバッグを奪ったとしている。