不正カードで598万円出金疑い 中国籍2人逮捕 計約6億円

不正入手したキャッシュカードを使って現金を引き出したとして、愛知県警などは20日、いずれも中国籍の会社役員、林孟洪(32)=東京都江東区=と苑博(36)=同台東区=の両容疑者を窃盗容疑で逮捕したと発表した。2人は口座から2021年10月~22年6月に計約6億円を引き出しており、県警は背後に大規模な偽造グループがあるとみて捜査している。
林容疑者の逮捕容疑は1月25日ごろ、不正に入手した法人名義口座のキャッシュカードを使い、都内の現金自動受払機(ATM)から現金計222万円を引き出し、苑容疑者は6月6日ごろ、同じカードで都内のATMから計376万円を引き出したとしている。
県警国際捜査課によると、今年6月、偽造診断書を使って入院給付金をだまし取った疑いで女性が逮捕される事件があり、女性が偽造診断書の代金を振り込んだ口座を調べたところ、実在しない名義人の口座だった。さらに千葉県成田市の男性=窃盗容疑で逮捕=がこの口座から現金を引き出し、林容疑者らが使っていた法人名義の口座に振り込んでいたことが判明した。
女性が振り込んだ口座には他にも不特定多数の人からの振り込みがあり、県警は全容解明を急いでいる。【山下俊輔】