福岡市議、同じ選挙区の立候補予定者を名乗り「旧統一教会と関係」ビラ配布…任意事情聴取

次期福岡市議選に出馬予定の元衆院議員の男性について、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と関係があると記したビラを作成したなどとして、福岡県警が私文書偽造容疑で、日本維新の会所属の堀本和歌子・福岡市議(41)(博多区選出)から任意で事情聴取していたことがわかった。堀本市議が所属する市議会会派によると、ビラを配ったことを認めているという。
複数の関係者によると、ビラは男性を名乗り、2019年に韓国で行われた旧統一教会の式典であいさつしたなどとする内容。8月8日に博多区内の複数の住宅に

投函
(とうかん)された。ビラの配布に使われた車と堀本市議の所有する車のナンバーが同じであることが、周辺の防犯カメラの映像から判明したという。
捜査関係者などによると、男性が9月に福岡県警博多署に告発状を提出していた。男性は現在、参政党の福岡支部長で、来春の福岡市議選で堀本市議が選出されている博多区からの出馬を検討している。男性は式典であいさつをしたことは認めたが、「今は旧統一教会と関係がないのに、関係があるかのように印象操作している」としている。
堀本市議は28日に記者会見を開き、経緯や進退について説明する予定だという。