署内端末から第三者の逮捕情報、組長らに漏えい…元巡査長に有罪判決

指定暴力団の組長らに捜査情報などを漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反に問われた福岡県警田川署の元巡査長、田中恭平被告(35)(懲戒免職)に対し、福岡地裁(神原浩裁判長)は26日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年2月)の判決を言い渡した。
判決によると、田中被告は昨年8月~今年6月、山口県下関市の指定暴力団合田一家系組長や知人の男ら4人(いずれも地方公務員法違反で罰金刑)に対して、署内の照会用端末から得た第三者の逮捕情報などを教えた。