覚醒剤25キロ、14億円分を密輸しようとした疑い 2人逮捕

旅客機の搭乗客の荷物として成田空港経由で覚醒剤を密輸しようとしたとして、千葉県警は27日、埼玉県所沢市下安松、自称建設業、山本宏志容疑者(43)と同県新座市栗原5、無職、目黒淳博容疑者(46)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで逮捕、送検したと発表した。いずれも容疑を否認している。密輸を試みた覚醒剤は約25キロ(末端価格約14億円)で、持ち込み型としては開港以来3番目の摘発量だという。
逮捕容疑は2021年12月3日、約25キロの覚醒剤を売りさばく目的で米ロサンゼルスから密輸しようとしたとしている。
県警によると、同日に運び役の女性=有罪判決確定=が米国から持ち込んだスーツケースの中に覚醒剤が入っているのを、東京税関成田税関支署の職員が発見したのが捜査のきっかけ。密輸グループの中間指示役として、今回の2人が浮上した。【長沼辰哉】