「フェード現象」が原因か=観光バス横転事故―静岡県警

静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、ツアーに参加していた乗客ら27人が死傷した事故で、県警は2日、フットブレーキを多用することでブレーキが利きにくくなる「フェード現象」が事故原因とみられると発表した。
県警交通指導課によると、バス車内を映したドライブレコーダーの映像や車両検証の結果などから、フットブレーキを多用したことでドラム部分が高温になって摩擦力が低下し、ブレーキが利きにくくなった可能性が高いことが判明した。また、シフトレバーがニュートラルになっていたという。
事故は先月13日に発生。富士山の須走口5合目から御殿場市方面に向かう下り坂を走行中のバスが、斜面に乗り上げて横転した。斜面への衝突時、時速は約90キロだったといい、乗客の女性(74)が死亡し、26人が重軽傷を負った。
県警は自動車運転処罰法違反の疑いで、運転手の男性(26)を逮捕し、先月27日に男性の立ち会いの下、事故現場で実況見分を行っていた。静岡地検沼津支部は今月2日、男性を処分保留で釈放。今後は任意で捜査を続ける。
[時事通信社]