センチュリー購入「違法」判決、知事「吟味して判断すべきだった」「他県でも使っている」

高級車センチュリーを山口県が購入したのは違法とした2日の山口地裁判決を受け、同県の村岡知事は報道陣に対し、備品購入時は慎重に検討するとした一方で、センチュリーの使用は続ける方針を示した。知事との一問一答は次の通り。
――判決の受け止めは。
「正直驚いている。センチュリーの購入は、納車2週間前に初めて報告を受けた。判決ではタイムラグがあるかのように書いてあり、かなり疑問だ」
「契約方法については、一から精査することが必要だ。いろんな意見、批判もあり、おっしゃる通りだと思う」
――購入は妥当だったのか。
「車種や契約方法を吟味して判断すべきだった。センチュリーにするかどうかは、ゼロからの検討が必要だった。備品購入は知事査定に上がってこないが、(昨年度予算分から)100万円を超える場合は全て私の目で精査することに改めている」
――他の車種は検討しなかったのか。
「ずっとセンチュリーを運用してきており、特段問題があったわけではない。他県でも10台ほど議長車で使っている」
「かなり高額なものになる。単に同じ車種でやるのではなく、県民の税金が使われているので、精査を徹底して行っていきたい」
――センチュリーを売却する考えはないか。
「実際の運用でかなり使われているので、継続していきたい。公用車の更新は一つ一つ吟味していく」
――貴賓車と議長車の使い分けをどう考えるか。
「行革の観点で貴賓車と議長車を一括管理で運用して効率的に回していこうという考え方だ。そこは妥当なものではないかと思う」
――控訴の判断は。
「判決を精査して速やかに判断したい」

原告の男性「最高の判決」

勝訴した元県職員の男性(75)は、山口市の県弁護士会館で記者会見し、「最高の判決を出してくれてうれしい」と話した。
判決について、代理人弁護士は「県民の県政に対する素朴な疑問を裁判官が受け止めてくれた」と評価。男性は「コロナ禍で子どもや高齢者が生活に困っている。人の生活が豊かになるような税金の使い方をしてほしい」と求めた。