山田賢司外務副大臣は８日の参院外交防衛委員会で、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連施設を訪問したとの国会答弁を撤回した。「事務所で記録を確認した。曖昧な記憶で答弁したことをおわびしたい」と陳謝した。
山田氏は１日の同委で、地元の兵庫県西宮市にある教団の関連施設を２回訪問したと説明。８日の同委では、教団と関係のある支援者の求めに応じ、「市民会館や集会所で話をした」と修正した上で、「教団名の表示はなく、単に国政報告という認識だった」と釈明した。
一方、木村次郎防衛政務官は同委で、昨年１０月の衆院選に絡み、教団の施設を訪れて有権者名簿を受け取ったことを明らかにした。木村氏は「電話掛けなどに用いた可能性は否定できない」と述べた。
［時事通信社］