「炎が一気に大きくなった」東名でトラック炎上 “玉突き事故”で4人死亡…撮影者語る“現場の衝撃”

激しく噴き上がる炎が、トラックを包み込んでいる。
撮影者: 爆発している これは、事故発生直後に視聴者が撮影した現場映像だ。
11月10日、神奈川・厚木市の東名高速道路下り線の厚木インターチェンジ付近で、トラックなど車4台が絡む玉突き事故が起きた。
事故発生の知らせは午前3時半すぎ、通行人からの通報だった。 「高速道路からドンという音がして火が見える」(通行人からの110番通報の内容)
この事故で消防車など6台が出動。発生から約2時間後の午前5時15分に火は消し止められた。 しかし、焼け跡から乗用車に乗っていた2人と中型トラックと大型トラックの運転手、合わせて4人の遺体が見つかった。
動画を撮影した人は、当時の状況をこう話す。
動画を撮影した人: 一気に炎が大きくなって、とても近寄れなかったです。(玉突き事故は)4~5台後ろだったので、自分も巻き込まれていたかなと思うと怖かったですね。
さらに、撮影者によると、東名高速では別の事故ですでに渋滞が発生していたという。
動画を撮影した人: 秦野中井付近で事故が起きていて、そこの渋滞にはまっていて。そしたら音がボンって鳴って、自分の車のミラーで確認したところ、いきなり炎が出ていたので「うわっ事故だ」と思って。後方を確認して(車が)来ないのを確認してから降りて撮影しました
玉突き事故はどのようにして起きたのか。
4台は大型トレーラー、中型トラック、乗用車、大型トラックの順番で、一番左の走行車線を走っていた。その後、先頭を走っていた大型トレーラーが渋滞のため停車。
すると一番後ろを走っていた大型トラックが前を走る乗用車に追突して、玉突き事故が発生したとみられている。この事故の影響で、中型トラックと乗用車が炎上した。
現場での実況見分は、夜を徹して実施されるという。
(「イット!」11月10日放送より)