10日午前3時半頃、神奈川県厚木市船子の東名高速道路下り線で、トラックなど4台が絡む玉突き事故があり、このうち2台が炎上し、計4人が死亡した。
県警高速隊の発表によると、4台は大型トレーラー、乗用車、中型トラック、大型トラックで、この順番で同じ車線を走っていた。高速隊は、先頭のトレーラーが渋滞のため停車し、乗用車と中型トラックが減速していたところに、大型トラックが追突したとみている。トレーラー以外の3台に乗っていた4人が死亡した。
追突された中型トラックが乗用車に乗り上げ、2台とも炎上した。大型トラックは車両前方が大破し、運転手が車外に投げ出された。大型トレーラーの60歳代の男性運転手は「後ろでドンという衝突音が2回聞こえた後、強い衝撃でぶつかってきた。気がついたら炎が上がっていた」と話してるという。
現場は厚木インターチェンジ(IC)近くの片側3車線。この事故で、下り線は厚木IC―伊勢原ジャンクションが通行止めとなった。