現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、マイナンバーカードに一本化する政府方針を巡り、医療従事者や弁護士らの団体が17日、国会内で反対集会を開いた。法律上は任意のはずのマイナンバーカード取得を迫ることになると主張し「乱暴だ」「国会で徹底審議すべきだ」といった声が相次いだ。
主催者側によると、会場とオンラインを合わせて約400人が参加した。インターネット経由などで集めた反対の署名が13万筆を超えたことが報告された。全国保険医団体連合会(東京)の住江憲勇会長は「政府の強引な進め方は、民主主義の観点から到底許されない」と訴えた。