新作ゲーム情報でインサイダー取引か、スクエニ元社員ら逮捕…東京地検特捜部

携帯電話向けの新作ゲームの開発に関する情報を公表前に入手し、インサイダー取引をした疑いがあるとして、東京地検特捜部は17日、大手ゲームソフト会社「スクウェア・エニックス」(東京都新宿区)の元従業員の男(38)ら2人を金融商品取引法違反(インサイダー取引など)容疑で逮捕した。
他に逮捕されたのは、元従業員の知人で会社員の男(40)。
発表によると、元従業員は2019年11月下旬頃、スクウェア・エニックスとゲーム開発会社「Aiming」(同渋谷区)が共同開発していた新作ゲームについて、配信開始を見込める段階まで開発が進んだことなどの情報を入手。情報が公表される前の19年12月上旬頃から20年2月上旬頃までの間、「Aiming」社株計7万2000株を計約2080万円で買い付けたほか、19年12月下旬頃に知人の男に同様の情報を伝えた疑い。
知人の男は元従業員から同様の情報を得て、同社株約9万株を計約2640万円で買い付けた疑い。