安倍派新会長めぐる争いは露骨に…世耕参院幹事長「官邸はダメ」言い放ち幹事会に戦慄

「ちょっと、やりすぎじゃないか」──。安倍元首相が亡くなってから4カ月たっても新会長が決まらない安倍派。新会長の座をめぐる争いは露骨になりはじめている。
17日に開かれた派閥幹事会は一瞬、場が凍ったという。
安倍派も他の派閥と同じように毎週木曜日の昼、派閥総会を開き、総会の前に幹部による幹事会を開いている。その幹事会の席で世耕弘成参院幹事長が、「国対委員長の高木さんは実によくやっている。それに対して官邸はダメだ」と言い放ったという。さすがに出席者は驚いたという。
「出席者が驚いたのは、同じ安倍派の仲間である松野官房長官を批判したようにしか聞こえなかったからです。高木国対委員長も安倍派なのでかばうのは分かりますが、誰が見ても無能な高木委員長の不手際で国会運営が滞り、その尻拭いを松野官房長官がしているのが実態です。松野官房長官は幹事会を欠席していましたが、官邸批判を聞いたら不愉快に感じたはずです」(自民党事情通)
■本気で総理総裁を狙っている
一時、安倍派の新会長は、当選10回のベテラン塩谷立衆院議員で決まりかけたが、世耕氏が束ねている「参院安倍派」が反対し、白紙になっている。参院安倍派は「塩谷・世耕」の2人代表制を訴えていた。
「世耕さんは参院議員ですが、本気で総理総裁を狙っている。総理になるために衆院に鞍替えし、安倍派の新会長にも就くつもりです。世耕さんにとって松野官房長官は、安倍派会長レースのライバルの1人だけに、存在は気になっているはずです」(政界関係者)
新会長を決めて、分裂したほうがスッキリするのではないか。