鳥取県三朝町の三徳山三仏寺にある国宝・投入堂を下から眺めることができる
遥拝
(ようはい)所が完成し、19日、記念式典が行われた。
投入堂は三徳山の絶壁のくぼみに建立され、参拝には険しい道を登らなければならず、「日本一危険な国宝」で知られる。登ることができない観光客らのために、参道入り口から東に約500メートル離れた県道脇に遥拝所が数十年前に建てられたが、目の前の樹木が生い茂るなどして視界を遮っていることから、移転を望む声が上がっていた。
完成した遥拝所は古い遥拝所から北に100メートルほどの場所に県と町が設置。見上げると投入堂がきれいに見える土地を購入し、県産材で造った平屋と双眼望遠鏡、身体障害者用の駐車場を設けた。
この日の式典で、松浦弘幸町長は「三徳山地域の素晴らしさを知ってもらえるように、広く活用していきたい」とあいさつ。大阪市東成区から観光で訪れた女性(76)は「望遠鏡でも肉眼でもはっきり見える。すごく険しい場所にあるのが、よくわかりました」と喜んでいた。