岸田内閣「12月内閣改造」で勃発する年末政局 3大臣の更迭じゃ“辞任ドミノ”は止まらない

ようやく岸田首相が寺田総務相を更迭した。これで大臣更迭は3人目だ。しかし岸田内閣には、まだまだ問題大臣が残っている。問題大臣を一掃するために、岸田首相は内閣改造を行うという見方が強まっている。しかし内閣改造がうまくいくのかどうか。官邸周辺からは“12月政変”を懸念する声も上がっている。
■松野官房長官と高木国対委員長もクビか
12月改造説は、岸田首相が通常国会前の内閣改造を記者会見で否定しなかったことで一気に広まった。
すでに山際経済再生担当相、葉梨法相、寺田総務相と3人の閣僚がクビになっているが、岸田内閣には「政治とカネ」の問題を抱える秋葉復興相など問題閣僚がまだまだ残っている。このまま来年1月に召集される通常国会に突入したら、いつまでたっても“辞任ドミノ”が止まらない可能性がある。支持率が低迷している岸田首相は、それだけは避けるつもりだ。
「内閣改造でクビを切られる候補に挙がっているのは、秋葉大臣の他に、まともに国会答弁ができない永岡文科相です。さらに、松野官房長官と高木国対委員長の2人も切られるのではないかと囁かれています。松野さんは官房長官なのに総理の盾にもならず汗もかかない。週刊誌がスキャンダルを追っているという話も流れています。それより酷いのが高木国対委員長です。あまりの無能ぶりに国会運営が停滞している。通常国会は150日間と長丁場だけに、岸田首相は通常国会前に無能な国対委員長を代えたいはずです」(政界関係者)
松野・高木両氏を切ったら安倍派が黙っていない
しかし、内閣改造はもろ刃の剣だ。「解散は内閣を強くし、改造は内閣を弱体化させる」というのが政界の通り相場だ。
しかも、自民党のなかには「岸田内閣は長くもたない」「泥舟には乗りたくない」という空気も広がりはじめている。岸田首相の足元を見て、各派閥が二線級の「入閣待望組」を押し込もうとしてもおかしくない。
さらに、松野氏と高木氏は、最大派閥の「安倍派」だ。2人のクビを切ったら、安倍派は黙っていないのではないか。岸田派は第4派閥に過ぎない。最大派閥が“反主流派”に転じたら、岸田内閣はさらに弱体化する可能性がある。
「これから岸田内閣の“サミット花道論”が再燃するのではないか。自民党議員は、そう見はじめています。実際、このままでは、自民党は来年春の統一地方選で勝てないでしょう。その時、岸田首相の責任を問う声が大きくなると思う。ちょうど統一地方選の後、岸田首相の地元である広島でG7サミットが開かれる。サミットが終わったら辞めてもらう、という流れになっておかしくありません」(自民党事情通)
内閣改造後、新大臣のスキャンダルが次々に発覚したら、岸田内閣はジ・エンドとなるのではないか。