防衛省は21日、海上自衛隊の新型イージス艦「まや」と「はぐろ」が米ハワイ沖で性能試験を実施し、弾道ミサイルの模擬標的の迎撃に成功したと発表した。この2隻の能力を確認したことで、海自が保有するイージス艦全8隻が、本格的に弾道ミサイル防衛任務に就く体制が整った。
同省によると、「まや」は16日、米軍が中距離弾道ミサイルに見立てて発射した標的に新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を発射し、大気圏外で命中させた。この迎撃ミサイルは、日米が2006年度から17年度にかけて開発したもので、従来型よりも射程が延びたほか、センサー機能も向上し、命中精度も上がったとされる。防衛省は今後、量産を始め、「まや」などへの配備を進める。
「はぐろ」は19日、従来型の「SM3ブロック1B」を発射し、短距離弾道ミサイルを想定した標的を大気圏外で迎撃した。
一連の試験では、このほかにも、「まや」が探知した弾道ミサイルの情報をもとに、「はぐろ」が自艦のセンサーを使わずに迎撃する新機能についても性能を確認した。