来年4月に任期満了となる埼玉県行田市の石井直彦市長(79)は24日の定例記者会見で「公約の実現にはまだ不十分だ。中途半端に投げ出すわけにはいかない」と述べ、再選に向けた立候補に意欲を示した。
石井氏は市議3期を経て、2019年の市長選に立候補し、初当選した。
一方、同日付で石川隆美副市長(57)は辞職した。市長の会見終了後、記者団に「一身上の都合」と説明したが、市長選出馬に向けた準備との見方が強い。現職市長とその補佐役だった前副市長が争う構図となる可能性がある。
石川氏は、石井市長が公約に掲げた公募制度に応募し、2019年10月に市教育委員会生涯学習部次長から副市長に転じた。