新潟女性殺害、地検が控訴 求刑死刑、無期判決に不服

新潟地検は30日、女性会社員にわいせつ行為をした上で殺害したとして殺人や強制わいせつ致傷などの罪に問われた喜納尚吾被告(39)を無期懲役とした新潟地裁判決を不服として控訴した。求刑は死刑だった。
裁判員裁判だった公判で弁護側は無罪を主張。18日の判決は、女性の車のハンドルから検出されたDNA型鑑定の結果や目撃証言から被告が犯人だと結論付けた。その上で「同種事案と比べて悪質性が突出しているとは言えない」として死刑を回避した。
判決によると、被告は2014年1月、新潟県新発田市内で女性の車に乗り込み、わいせつな行為をしてけがを負わせ、何らかの方法で殺害した。