元光GENJI・大沢樹生の北区長選をサポートする「軍団メンバー7人」

元「光GENJI」で、俳優の大沢樹生(53)に勝算はあるのか? 大沢が1日、東京・北区内で会見し、来年4月に行われる北区長選への出馬を正式に表明した。政治経験のない大沢には無謀との見方もある中、陣営は入念な戦略を練り上げていた。
これまで何度もスポットライトを浴びてきた大沢だが、出馬会見は初。「すげえ空気感だな」と漏らしながらもそこは国民的アイドルとして、一世風靡した光GENJIの元メンバーだ。報道陣の質問に一つひとつ丁寧に答え、大舞台での勝負強さを見せつけた。
出馬報道後、「元アイドルに政治ができるのか?」「なぜ区議ではないのか?」との疑問の声も寄せられた。大沢は「区長なら北区の皆さまの声をじかに聞いて、反映できる」と区民に寄り添った区政ができる点を強調。
「芸能活動を40年以上、そういう意味では政治家という部分でも発信力は必要だと思う。そこはすごく強みだと思っている」とこの日は30社近い新聞、テレビ、雑誌のほか、ネット中継もあり、注目の高さをみせつけた。
〝大沢軍団〟の存在も心強い。既にプライベートシンクタンクを設立し、北区に関連する子育て、防犯、飲食、イベント、教育など各分野のエキスパートが7人集まった。中でも多摩市長選に過去3度出馬し、「市政にAIの導入を」と訴え、「時代を先取りし過ぎた候補」として話題になった松田道人氏がIT分野でサポートする。
また、地域政党「東京新党16」の旗揚げも発表され、区長選と同時に行われる予定の区議選に5人が出馬する。大沢氏は無所属ながらも「東京新党16」は事実上、大沢氏を支援し、手となり、足となる。ほかにも複数の国政政党が相乗りするとみられる。
現職の花川與惣太区長(87)は任期5期目で、6期目にも意欲を見せている。大沢は「ご高齢にもかかわらず生涯現役を貫いているのは素晴らしい。高齢だからといって、年齢で判断するのも嫌だし、したこともない」とリスペクトしつつ、「私なりの強みを区政に生かしていきたい」と自信をみなぎらせた。