北新地の放火殺人事件から1年を前に、遺族がコメントを発表しました。
去年12月17日、大阪・北新地のクリニックが放火され、院長の西澤弘太郎さん(49)や患者ら男女26人が殺害されました。
容疑者の男もその後死亡し、不起訴処分となっています。
6日、遺族2人が「犯罪被害補償を求める会」を通じてコメントを発表。
1人は「この1年あっという間でした。私の時間はあの日で止まっています。あの日に囚われたままなのです」などとつづり、もう1人は「(被害者の)実名報道はしないでほしいとの願いは届きませんでした」と報道のあり方についても指摘しています。
また、国から支払われる犯罪被害者等給付金が無職なら減額されることにも触れていて、支援団体は国に犯罪被害補償の拡充を求めていくということです。