稲川会“無風地帯”に衝撃走る! 静岡 森田一家本部で謎の発砲事件

山口組の分裂問題に揺れる中、六代目山口組の親戚団体である稲川会(清田次郎総裁、内堀和也会長=東京)で不可解な事件が起きた。9月18日、稲川会の坂井繁生会長補佐率いる静岡市の四代目森田一家本部から、弾痕が発見されたのだ。

「本部正面の外壁など、2カ所から銃弾が貫通した痕が見つかりました。ところが、判明する3日前に、発砲音を聞いた近隣住民から110番通報が入っていたのです。その段階で静岡県警は弾痕を発見できず、18日に再度調べたところ事件が発覚したそうです」(全国紙社会部記者)

山口組の分裂抗争において、静岡県内では車両特攻こそ発生したが、拳銃が使われた事件など起きておらず、稲川会に至っては“無風地帯”だった。

「どこの組織にしても揉め事が皆無とは言えないが、静岡でのトラブルなど聞いたことがない。なぜ、森田一家が発砲されたのか、業界内でも謎を呼んでいる」(関東の組織関係者)

県内には六代目山口組の直系組織が複数本拠を構えているが、関係は良好で、トラブルなど起きようがなかったという。

「組織間の争いが考えられないのだから、犯人の動機は個人的な恨みじゃないか」(同)

山口組の分裂抗争でも、六代目山口組三次団体本部のガラス製の玄関扉が割られ、火炎瓶が投げ込まれた際、当初は神戸山口組との対立事件とみられたが、結局は被害を受けた三次団体の処分者が逮捕されたというケースがある。

「ただ今の時代、拳銃を使った事件は罪が重いから、相応の覚悟が必要だろう。それだけ恨みが深かったとしても、森田一家にぶつける動機とは、いったい何だったのか」(同)

組織関係者らも首をひねる事件の真相とは――。