福岡市西区で昨年6月、同居の両親を殺害し父親の遺体を業務用冷蔵庫に遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた次男松本淳二被告(60)の裁判員裁判公判が19日、福岡地裁であり、検察側は「息子に首を絞められ、無念や苦痛、絶望は察するにあまりある」として無期懲役を求刑した。弁護側は懲役23年程度が相当と主張し、結審した。判決は来月6日。
検察側は論告で、数カ月前から認知症の症状が現れた父親に趣味の時間を邪魔されることにいら立ちを募らせ、事件当日に初めてトイレの介助を頼まれて「鬱積した怒りが爆発した」と指摘。「介護疲れとは全く異なる身勝手な動機だ」と批判した。