北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」が運営するグループホームで、知的障害のある男女が結婚や同居をする場合に不妊処置などを求め、8組16人が応じていたことが18日、わかった。こうした措置は20年以上前から取られていたという。道は同日、事実確認のための聞き取りを始めた。
理事長によると、1990年代後半から、男性にはパイプカット手術、女性には避妊リングの装着を求めるなどした。8組のうち6組は現在、カップルごとに個室で暮らしている。
当事者のほか、家族、後見人らを交え、同会は「もし子供ができたら、うちの施設では世話ができない」と説明したという。
理事長は取材に対し、「不妊ではなく、避妊を求めたという認識だ。生まれてくる命に誰が責任を持つのか。利用者本人らも納得している」と話した。