名古屋税関と第4管区海上保安本部は27日、愛知県豊橋市の三河港に入港した外国貿易船からコカイン約177キロを押収したと発表した。末端価格で35億円相当に上り、一度の押収量では国内過去最大という。4管などは関税法や麻薬取締法違反の疑いで捜査を進める。
発表によると、船が入港した8月19日に税関などが捜索し、喫水線から9メートル下の船底近くにある海水取り入れ口内の空間でコカインを発見。ドーナツ状や箱状に固められ、約1キロごとに小分けされた袋計177個が、南京錠が掛けられるなどしたボストンバッグ7個に隠されていた。
取り入れ口は船の発電機を海水で冷やすために設けられており、4管のダイバーが長時間潜水してバッグを取り出した。コカインは純度が高いとみられ、4管などは密輸入目的だった疑いがあるとみて、愛知県警と情報を共有する。