大嘗祭で使う米収穫 京都と栃木で「斎田抜穂の儀」

皇位継承に伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」で使う米を収穫する「斎田抜穂(さいでんぬきほ)の儀」が27日、栃木県高根沢町と京都府南丹市の水田であった。「大田主(おおたぬし)」と呼ばれる耕作者らが烏帽子(えぼし)に白い装束姿で稲を刈り取った。
高根沢町では福田富一知事らが参列し、午前10時から儀式が始まった。天皇陛下の使者の抜穂使(ぬきほし)が祝詞を読み上げた後、大田主の石塚毅男さん(55)らが「とちぎの星」を刈り取った。約1時間の儀式を終えた石塚さんは「ほっとしている。いつもより気持ちを込めて刈りました」と話した。
南丹市では大田主の中川久夫さん(75)が地域の男性10人と「キヌヒカリ」を刈り取り、三方に載せて抜穂使の点検を受けてから、稲実殿(いなのみでん)と呼ばれるテント内に供えた。西脇隆俊知事らが参列した。
宮内庁はそれぞれから精米180キロと玄米7・5キロを買い取る。大嘗祭の中心的儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」は11月14、15日に皇居・東御苑であり、陛下が新米などを神々に供え、五穀豊穣(ほうじょう)や国の安寧を祈られる。【萩原桂菜、南陽子】