薗浦議員が辞職=自民離党、政治とカネ引責―政権に痛手

自民党の薗浦健太郎衆院議員(50)=千葉5区、当選5回=が21日、議員辞職した。同党も離党した。自身が関係する政治団体がパーティー収入を政治資金収支報告書に実際より少なく記載した疑惑が浮上。捜査する東京地検特捜部は略式起訴する公算で、議員活動を続けるのは困難と判断した。「政治とカネ」の問題で党所属議員が辞職に追い込まれ、岸田政権にとって痛手となりそうだ。
薗浦氏は21日午後、細田博之衆院議長宛てに議員辞職願を提出し、許可された。党に出した離党届も認められた。薗浦氏はコメントを発表し、パーティー収入の過少記載に関し、自身の責任を認めた上で「その責任をとるために議員辞職をする」と説明。「国民の政治不信を招きかねず、心より反省している」とした。
[時事通信社]