埼玉県飯能市で3人が殺害された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された斎藤淳容疑者(40)は映画製作に取り組んでいたことがあった。15年ほど前、大阪市であった新人育成のための映画祭でディレクターを務めていた映画監督の男性は、斎藤容疑者が「その映画祭で助成対象に選ばれた監督だった」と振り返る。
男性によると、斎藤容疑者が手がけたのは、HIVの感染者を主人公にした「ギフト」と題する作品だった。だが、撮影終了後の編集中に斎藤容疑者は音信不通になり、映画は完成しなかったという。男性は話し合いのために斎藤容疑者を飯能の自宅に2度訪ねた。親の持ち家に1人で住んでいると聞き「印象は穏やかだった」という。事件を受けて「15年も前のことで記憶もあいまいだが、びっくりした」と驚きを隠さなかった。【春増翔太】