母「同級生卒業前に早急な調査を」 富山・中3自殺 市教委に要望

人間関係のトラブルを訴えていた富山市立中学3年の女子生徒が自殺した問題で、生徒の母親(40代)と弁護士が27日、富山市内で記者会見し、第三者委員会を設置した同市教委に対し、「(重大事態の発生を認識できた担任らから)的確かつ詳細な聞き取り調査を実施してほしい」などと要望したことを明らかにした。
母親によると、生徒は1年時に同じ部活に所属する同学年の別の生徒らから悪口を言われ、顧問にも相談したが、聞き入れてもらえず12月に退部。2年時にこの生徒らと同じクラスになり、無視されるなどして6月以降不登校となった。その後、抑うつ状態で10日以上の入院を3回繰り返した。3年時に、担任やいじめた側とその保護者らを交えた話し合いの場を学校側に設けるよう要望したが、かなわず、6月ごろからはSNSで中傷されるようになり、11月に自ら命を絶った。
母親は自殺の原因は「いじめ以外に考えられない」と主張。学校側の対応も「SNSでの中傷を相談しても『学校では関与できない』などと取り合ってもらえなかった」と批判。「娘がいなくなったことを受け止められず、頭がおかしくなりそうだった。内臓をえぐり取られ、手足をもぎとられたようで心が張り裂けそう」と涙ながらに訴えた。
富山市教委は第三者委員会の委員に、弁護士の志田祐義氏、富山国際大教授の宮田徹氏、社会福祉士の坂田正博氏の3人を決定しており、来年1月に初会合を開催する予定。これに対し、母親らは3月には同級生が卒業することなどから聞き取り調査を早急に行うことなどを要望した。市教委の川端紀代美・学校教育課長は「今後内容をしっかり精査して、意向をできる限り尊重して調査していきたい」とコメントした。【青山郁子】
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