埼玉県の大野元裕知事は27日の記者会見で、県内の新型コロナウイルスの感染状況について、4段階のうちレベル2の「感染拡大初期」からレベル3の「医療負荷増大期」に引き上げたと発表した。病床使用率の上昇などを踏まえたもので、今後は必要に応じて感染拡大防止に向けた「対策強化宣言」も検討する。
大野知事によると、確保病床使用率は継続して増加し、26日時点で78・2%に上った。救急搬送の件数も増えており、19~25日は1037。今夏の感染の「第7波」のピーク時とほぼ同水準といい、レベル引き上げに踏み切った。
大野知事は「年末年始の休暇に入る前にレベルを引き上げ、県民や事業者に強く注意喚起を行うことが必要と考えた」と説明した。対策強化宣言については、「現時点で出すつもりはないが、(今後は)行う可能性がある」と話した。
その上で、十分な換気や会話時のマスク着用などの感染防止対策を徹底し、体調不良時は外出を控えることを求めた。帰省の前後の検査なども促した。
この日の会見で大野知事は今年の県内10大ニュースも発表した。1位は「3年ぶりに県内各地のお祭りや(県庁を一般公開する)県庁オープンデーが開催」。「3年ぶり」にちなんで、今年の漢字には「三」を選んだとした。