宮崎県の河野俊嗣知事が新型コロナウイルスに感染したことを受け、同県が発表前の2日夕、知事の動静を掲載している地元紙・宮崎日日新聞社に対し、河野知事が1日に初詣へ行った事実を記事で明記しないよう求めていたことがわかった。同社は従わず、3日の朝刊紙面に初詣の記録を掲載した。
県は同社に対し、毎日メールで知事の動静を報告している。1日夜の報告では「宮崎市の宮崎神宮、県護国神社に初詣」としていた。
2日は休刊日のため掲載されなかったが、同日昼頃に河野知事のコロナ感染が判明。県秘書広報課の担当職員が河野知事の了解を得て同日夕、同社に「終日、公舎などで過ごす」と訂正を依頼するメールを送信した。県は約30分後、河野知事の感染を発表したが、発表資料にも初詣の事実を記載しなかった。
同課の徳松一豊課長補佐は「県民を不安にさせないようにと考えたが、(行動歴から初詣を削除する)提案は適切ではなかった」と話した。