安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(42)の刑罰の減軽を求めて活動する団体が13日、東京都内で記者会見し、インターネット署名1万1127人分(1月10日時点)を集めたと明らかにした。団体は12日に奈良地検と最高検に署名を郵送したとしており、被告の母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に多額の献金をしていたことなど生い立ちを考慮して裁判を進めるよう求めている。
団体は「山上徹也氏の減刑を求める会」で、自身も旧統一教会とは別の教団の「宗教2世」だという会社員の斉藤恵(けい)さん(58)が代表。事件から1週間後の2022年7月15日から、オンライン署名サイトで賛同者を募った。
斉藤さんは「(山上被告は)母親が1億円超の献金で破産し、兄が自殺するなど大変過酷な生い立ちだった。そうした環境にありながら、社会人になってさまざまな資格を取得するなど、一生懸命生きてきた点で更生の余地がある」と述べた。【松尾知典】